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株式会社ソラコム様

決済はプロに任せ、事業成長に注力できています。

株式会社ソラコム様
業種:IoT通信プラットフォームの提供

株式会社ソラコム様は、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」を展開するスタートアップ。IoTに最適化されたデータ通信SIMカードなどコネクティビティを提供する「SORACOM Air」や、クラウド連携やセキュリティ強化などIoTに必要な機能を簡単に使える11のサービスを提供している。(2017年10月現在)目まぐるしい成長を遂げているソラコム様だが、事業拡大していく中で、課題だったのが、請求書での掛け売りへの対応だった。「SORACOM」のサービスでは、当初、クレジットカード決済のみを用意していたが、大手企業や利用額の大きい企業は、請求書での掛け売りの需要が未だ根強い。そこで、掛売りへの対応を可能にしたのがNP掛け払いだった。その導入背景と効果について代表取締役社長玉川憲様に話を聞いた。

Subject

課題

  • 大企業などの請求書での売り掛けのニーズに対応できなかった

Purpose

導入目的

  • コア業務に専念するために、決済業務をプロに任せる必要があった
  • スケールするであろう企業/サービスに任せる必要があった

Result

効果

  • 短期間で導入できたため、請求書払いをスムーズに提供できた
  • フォロー体制があることで、お客さまの満足や信頼につながっている
  • 引き合いが増えた
01.
課題

「以前根強い企業間での掛け売りニーズ」

多くの企業にサービスを提供するソラコム様が抱えていた課題が、請求書での掛け売りへの対応だった。

当社では、使いたい方が使いたいときにすぐ利用できることを重視しています。そのため、「SORACOM Air for セルラー」のデータ通信SIMカードは、Amazon.co.jpの通販サイトや、当社のウェブサイトですぐにお買い求め頂けます。お客様は、「SORACOMユーザーコンソール」に利用者情報やクレジットカードを登録し、ブラウザで簡単な操作するだけですぐ通信を使いはじめることができます。」(玉川様)

しかし、ユーザーが増えるにつれ、請求書払いにできないかという問合せも増えてきたと言う。

「大手のお客様やたくさん利用していただいているお客様では、クレジットカードでの決済は難しく、一般的な企業間の決済である請求書での売り掛けのやりとりが必要になりました。」(玉川様)

BtoBサービスを提供するベンチャー企業では初めは対応していないケースも多いが、実際のところ、大企業には請求書での掛け売りのニーズが依然根強い。このニーズに対応できることにより、取引ができる企業数は格段に増加する。大手案件獲得のためのポイントの一つである。

 

 

代表取締役社長 玉川憲様

02.
導入目的

「事業成長のために、任せるべきものはプロに任せろ」

そんな、取引企業の売り掛けニーズへの対応を可能にしたのが、ネットプロテクションズの企業間決済代行サービス「NP掛け払い」であった。

「取引企業の要望をかなえるため、請求書での掛け売り導入をするとなると、与信管理や請求書の発行、振り込まれたかどうかの確認など煩雑な作業が増えてきます。自社のリソースだけでは掛け売りに対応するのは難しいですから、決済周りの業務を一括でその道のプロのネットプロテクションズに任せることにしました。」(玉川様)

導入の背景には、コア業務以外は外部のプロフェッショナルに任せ、より良いサービスをより多くのお客様に届けたい、という玉川社長の強い思いが。

「掛け払いを求めるお客様のニーズにこたえることはもちろん、コア業務以外は、必要に応じて外部パートナーの手を借りるというのが私の考え方。専門家を雇うよりもプロに任せたほうが合理的で、総合的にみると少ないコストでお客様に良いサービスをお届けできると思っているからです。」(玉川様)

コア業務以外は外部に委託するとはいっても、パートナー選定にも当然基準がある。これまでの実績と、サポートや対応の柔軟性である。ただ、それだけではない。さらにもう一点、玉川様独自の基準があった。

「実績、サポートの充実も理由でしたが、一番のポイントは今後そのサービスを提供する企業がスケールするかどうか。私たちのビジネスが成長していくときに、その成長による変化にこたえてもらえるだけの柔軟性がその企業にもあるかどうか、私たちのリクエストに迅速にこたえてくれるスピードや対応力があるかどうか。そういった点もパートナー選びには必要だと考えています。」(玉川様)

 


03.
効果

「お客様に使って良かったと言っていただけるようなサービスへ」

「NP掛け払い」を導入した結果、社内のチームを拡大することなく、決済業務をスムーズにお客様に提供することができるようになった。

「決済業務には様々な専門知識が必要です。もし自社だけで対応しようとしたら、様々な専門家を社内に迎えてバックオフィスチームを拡大することとなり、採用からオペレーション体制を構築し、請求書払いのサービス開始するまで時間がかかったと思います。ネットプロテクションさんの「NP掛け払い」を活用することで、導入までにかかった期間はたったの4週間。このスピードでお客様へのサービスを拡充でき満足しています。」(玉川様)

サービスが充実し、案件が増えれば当然、お客様からの決済関連の問い合わせも増える。こうした細かい対応が顧客満足度向上のためには必要不可欠であるが、自社ではなかなか手の回らない部分である。

「単に決済業務を代行していただけるだけでなく、充実したフォロー体制を用意していただいています。私たちも「SORACOM」サービスのご利用者向けのサポートには力をいれていますので、同じような意識で、口座振替などの決済手段など決済業務に関する専門的なお問い合わせを担っていただけるので助かっています。こうした細かい対応がお客様の満足や信頼につながると感じます。」(玉川様)

企業間取引においては、顧客満足度向上・取引拡大のために、掛け売りニーズへの対応は必要不可欠ということだろう。 また、ソラコム様の場合、大企業・今まで取引のなかった企業共に取引が増加したという。

お客様からのお引き合いも順調に増えてきています。請求書払いのご要望は、大手の企業様が割合としては多いです。また昨今は、IoTテクノロジーは誰もが手にすることができるようになり、大手企業はもちろん、スタートアップや個人事業主の方まで、さまざまなIoTプレイヤーが「SORACOM」を利用してそのアイディアを形にしています。請求書払いへのご要望があったときに、登録などの事前手続きなしで、すぐに「対応できます」とお答えできるのは心強いですね。おかげさまで、さまざまなお客様が請求書払いで「SORACOM」のサービスをご利用頂いています。」(玉川様)


04.
事業展開

次々の新しいサービスを生み出しているソラコム様は、さらなる事業の成長に向けて、次々に新しい動きを見せている。

「サービス開始から約2年で、お客様のフィードバックをうけ、すでに11のサービスを展開し、機能追加も頻繁に行っています。「SORACOM」プラットフォームは、お客様とともに進化し、お客様がIoTビジネスをするときに「あると便利」「使いやすい」と言ってもらえるようなプラットフォームに育てていきます。また、先日eSIMへの対応を発表しました。新しいテクノロジーもどんどん「SORACOM」に取り入れてお客様にすぐ使っていただけるようにしていきます。加えて、グローバル展開にも力を入れています。SORACOMのサービスは、欧米アジアでグローバルにご利用いただけますので、日本のIoTプロダクトやサービスのグローバル展開も「SORACOM」がサポートできたらと思っています。まだやりたいことはいっぱいありますね。「世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ」をビジョンに頑張ります。」(玉川様)

企業のIoTビジネス活用を通信で支えるソラコム様は、海外展開、機能拡充、新サービスリリースはこれからも加速していく。そして、「SORACOM」プラットフォームを通じて、日本、そして世界で様々なIoTを活用したイノベーションが生まれていくのだろう。 「世界中のヒトとモノをつなぐ」サービスをグローバルに提供するというソラコム様の挑戦を「NP掛け払い」は今後も支えていく。

 

導入企業

株式会社ソラコム

事業内容 IoT通信プラットフォームの提供
顧客 製造業、一般法人
従業員数 35名
URL https://soracom.jp/
BtoB・企業間後払い決済/請求代行サービス「NP掛け払い」
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