事業立ち上げ当初から、貸し倒れリスクを気にせずに取引を拡大できました

シェアフル株式会社は2019年1月にランサーズ株式会社とパーソルホールディングス株式会社の合弁で設立されました。サービス立ち上げ当初は早急に売上を拡大していく必要がありましたが、それと同時にいくつかの大きな課題がありました。

まず、パーソルグループとして、未回収リスク、そしてその先の貸倒れリスクを避けることが絶対的な要件でした。しかし、リスクを重視しすぎると、中小企業や個人事業主といった、より多くの顧客層との取引が難しくなってしまいます。これは、事業拡大のスピードを鈍化させる大きな懸念でした。

また、サービス立ち上げ当初は、各営業担当者が請求書の発行から入金確認、そして督促に至るまで、すべての請求業務を担っていました。 この属人的な体制では取引件数が増加していくにつれて営業の負担が増大し、本来注力すべきコア業務である顧客開拓やサービス改善に十分な時間を割くことができないため、変える必要がありました。

最大の効果は、未回収リスクやその先の貸倒れリスクを気にすることなく、スピーディーに事業を拡大できたことです。パーソルグループの基準に合わせて与信を行っていたとしたら取引が難しかったであろう先にも、弊社サービスを提供することができています。仮に支払い遅延や未払が発生してしまったとしてもNP掛け払いが保証してくれるため、中小企業や個人事業主を含む幅広い顧客層と安心して取引を進めることができています。

次に、業務効率の面でも大きな効果がありました。取引件数が劇的に増加しても、請求業務にかかる人数はほとんど変わらないまま運用できています。 これは、請求書の発行から入金管理、そして督促までの一連の業務をNP掛け払いが担ってくれているおかげです。

また、督促業務を営業担当者から切り離せたことも、大きなメリットでした。営業が本来の業務である顧客獲得に集中できるようになったことで、営業活動も促進されているのではないかと感じています。