- GO株式会社様
- 法人向けサービス『GO BUSINESS』
- 業種：タクシー事業者等に向けた配車システム提供などモビリティ関連事業
「移動で人を幸せに。」をミッションに、モビリティ領域を軸とする多様な事業・サービスを展開しているGO株式会社。
その中でも、タクシーアプリ『GO』の法人向けサービス『GO BUSINESS』は拡大が加速。企業のタクシー手配の手間削減とともに、経費管理の効率化、インボイス制度対応、社用車からの切り替えなど、これまでにない業務効率の向上に対し期待が高まっています。
一方で、『GO BUSINESS』の急速な拡大に伴い、営業・経理担当の業務負荷が大きくかさんでいました。それらの業務負荷を解消し、年間200％成長という事業成長に貢献したのが「NP掛け払い」でした。その導入背景や効果について、GO株式会社の法人事業部企画部門の責任者の方にお聞きしました。
Subject
導入前の問題
- ・請求書の作成や督促業務を3名で担当するも、1か月あたり約160時間の作業工数が掛かっており、業務工数を削減できないかが問題となっていた。一方で、今後も取引先が増えてさらに業務量の負荷が増えるだろうということが、問題になりつつあった。
- ・引き合いをいただくお客様は多いものの、売り掛けの与信条件を厳しくせざるを得ず、お客さまの希望に添えない状況があった
Purpose
導入目的
- ・今後の事業拡大に伴って増加する請求関連業務をアウトソースし、業務量を削減したい
- ・適切な与信付与により、今までに取引の無い企業や業種に、幅広くサービスをご利用いただく
Result
導入後の効果
- ・請求関連業務に割く時間と人数を3分の1まで削減した
- ・人的リソースでオペレーション改善や取引先の分析などサービスの利用促進に取り組めるようになった
- ・これまで与信条件が厳しかった任意団体、財務状況が予測しにくい新設企業、資本金が限られた中小企業などにも、サービス提供が可能になり、取引件数が大幅に伸長した
導入前の問題
Q. 導入前はどのような問題、課題を感じていましたか
2021年10月に法人向けタクシー利用管理サービス『GO BUSINESS』の提供を開始し、直近1年間で取引先数が約200％のペースで増加しています。
取引先および取引件数の増加に伴って請求や延滞の件数が増加しており、それらの対応にかかる時間や人的コストがかさんでおりました。今後もスピード感のある事業成長を目指す上で、請求書払いによる取引が増え、請求関連業務が増えていくことは明らかだったのですが、業務負荷の増加に比例して社員数を増やすことは現実的ではなかったので、業務を効率化することは課題でした。
また、毎月数百件にのぼる企業からの問い合わせには、様々な企業規模や業種業態の企業が含まれます。特に任意団体やまだ財務実績が多くない新設企業、資本金の少ない中小企業などに対する適切な与信付与が難しく、サービスの提供機会を逃してしまう問題もありました。
事業成長を止めないために、オペレーション人材のコストを極力削減して生産性を向上させ、売上創出に直結する業務に対応する人材を確保すること、新規顧客の取引を増やし売上成長を加速させることが命題だと考えていたのです。
導入目的
Q. 導入の決め手を教えてください
このような課題についてネットプロテクションズに相談したところ、紹介されたのが「NP掛け払い」でした。「NP掛け払い」を検討する中で、中小企業や新設企業、任意団体などに対しても今まで以上に契約を増やすことができ、売上機会を逃さないために非常に有益だと考えました。また、債権を保証できる点にも魅力を感じました。『GO BUSINESS』の取引先を増やすことはいつでもできますが、債権保証により売上見込みが立つことは、非常に有益だと考えました。
新規事業ではこれまで取引がなかった企業に営業をかけることが多いですが、新規ということで厳格な審査により、結果的に取引ができず大きな機会損失に繋がります。財務リスクをゼロに抑えながらも取引を増やすことが「NP掛け払い」であれば実現可能とご提案いただきました。
さらに、今後も請求件数が増加することを見越し、与信から請求書発行、督促まで請求業務のすべての工程を「NP掛け払い」に任せられる点も決め手となりました。延滞リストの作成や督促メールの送信、取引先からの返信対応などの数が増えることも踏まえると、請求書発行のみではなく督促・回収までのすべての工程をアウトソースできることが重要だと考えました。
導入後の効果
Q. 導入後の効果について教えてください
「NP掛け払い」の導入により、請求業務の全てを「NP掛け払い」に任せることができるようになりました。取引先からの口座振替の支払いニーズが多い一方で、従来は口座振替の審査や設定に2〜3ヶ月を要し、お客様には主に銀行振込でのお支払いを依頼していた状況でした。しかし、NP掛け払いにより口座振替の審査、設定も全て任せることで、口座振替を提供でき、取引先の利便性向上にも繋がりました。
また毎月の請求書の作成や送付、延滞者への連絡などをすべて「NP掛け払い」に任せることができたため、業務量が日々増えるにもかかわらず担当者を3名から1名に削減できました。請求業務から外れることのできた2名は、延滞状況の分析や取引先の増加に対応するためのオペレーション改善など、『GO BUSINESS』の利用促進に繋がる業務に専念できています。
さらに「NP掛け払い」で与信審査を実施することで、中小企業や任意団体、新設企業などにもサービス提供できるようになり、さらに対応スピードも迅速になったので販売機会を逃さなくなりました。『GO BUSINESS』をすぐに使いたいという企業が多い中で、審査における即日回答のニーズに答えつつ迅速にアカウントを発行できる点も大変助かっています。
事業展開
Q. さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください
昨今のDX促進を踏まえ、今後のサービスの拡充や地域展開の拡大を通じ、さらなる提供価値の拡大を目指してまいります。
『GO BUSINESS』の急成長に比例して、「NP掛け払い」を利用いただく当社のお客様も増えています。今後もさらに幅広い取引の与信管理や請求業務において積極的に「NP掛け払い」を活用していく予定です。
また当社では『GO BUSINESS』以外の新規事業の拡大も今後視野に入れており、顧客基盤の拡大に伴う債権管理や請求業務の問題は避けて通ることができません。例えば、入金管理や消し込み作業は経理担当者が対応していますが、複数の事業を抱える中で非常に複雑な業務となってしまいます。「NP掛け払い」を導入することで、自社で対応するこれらの業務フローが簡素化され、経理担当者の生産性が向上します。経理部門にとって、「NP掛け払い」が複数の事業にわたる請求業務を一括で管理できる点は大きなメリットです。これにより、担当者の負担が軽減され、より戦略的な業務に注力できるようになることを期待しています。
今後も、「NP掛け払い」に債権管理や請求管理をアウトソースすることを通じ、顧客拡大と新規事業の展開を通じたビジネス拡大と、バックオフィス業務の生産性向上を同時に実現できればと思っています。「NP掛け払い」が提供する効率的な与信管理と請求業務のアウトソーシングは、当社の成長を支える重要な要素となるでしょう。
導入企業
GO株式会社
