売り手さま 買い手さま

株式会社フーディソン様

決済業務をアウトソースし、年200%成長するサービスの事業推進に集中することができました。

株式会社フーディソン様
魚ポチ
業種:ITを活用した水産流通プラットフォーム事業

株式会社フーディソン様は、「生鮮流通に新しい循環を」というビジョンを掲げ、こだわり生鮮のネットスーパー「perrot (ペロット)」、飲食店向け生鮮品EC「魚ポチ(うおぽち)」、実店舗の魚屋「sakana bacca(サカナバッカ)」、フード業界に特化した人材紹介サービス「フード人材バンク」など、多岐にわたるサービスを展開しています。(2020年12月現在)
なかでも、「NP掛け払い」を導入している飲食店向け生鮮品EC「魚ポチ」にその背景と効果について、経営管理部 中澤智史様、プラットフォーム事業部魚ポチユニット カスタマーサクセスグループ三宅夏樹様に話を聞きました。

Subject

課題

  • 事業の急成長にともない、請求・売掛金回収業務が増えていた

Purpose

導入目的

  • 請求にまつわる業務を一括でまかせることができた
  • コスト面にも納得ができた

Result

導入効果

  • 売掛金回収にかかる時間が削減された
  • 売掛金の未回収率も3分の1になった
  • 新規営業や事業推進に、より多くの時間を使えるようになった
  • コンビニ払いができることで、売り逃しが減った
01.
課題

事業成長に伴い、裏側で支える経理や総務など、管理側の仕事が逼迫していきました。

「NP掛け払い」を導入した当時、年200%成長という急成長を遂げていたフーディソン様。事業の成長に伴い、経理や総務など管理側の仕事量も増えていきます。当時「魚ポチ」事業部内で大きな課題となっていたのが、請求書の発行や売掛金回収にかかる工数の多さ、そして売掛金の未回収率の高さでした。

飲食業界は、もともと現金決済が一般的なんです。でも扱っているのが生の魚なので、代引きができないんですよね。しかも銀行振込は手数料がかかるため嫌がるお客様も多く、どうしても掛売りを選ばざるをえませんでした。でも請求書が届いて代金を支払うという文化が根付いていないため、払い忘れてしまう人も意外と多かったんです。

 

支払う気持ちや資金がないわけではなく、大半の人は何度か電話をかけると払ってくれるんです。とはいえ、そのために専属の担当を設けるとなると、今度はフーディソン側のコスト面の負担が大きくなってしまいます。
そんな課題を解決するべく選んだのが、請求業務を与信から入金管理・督促まで一括で任せられる、ネットプロテクションズの「NP掛け払い」でした。

経営管理部 中澤様

02.
導入目的

与信から入金管理・督促まで、一括で請求業務を任せられる。

複数のサービスを検討する中で「NP掛け払い」に決めた理由は、請求書発行のみならずお客様対応に至るまでの請求業務を一括でアウトソースできることに加え、コスト面もに納得ができ、お客様の使い勝手に関する要望をすべて満たしていたことが決め手でした。

お客様に電話確認や書類の準備などの負担がかかり、それが原因で私たちから離れていってしまうことだけは避けたかった。お客様の心情や使い勝手を考えると、請求書を自社名義で発送できたり、コンビ二決済に対応できることも重要だと考えたんです。

 

もともと業務をアウトソースすることを積極的には行なっていませんでした。請求もお客様とのコミュニケーションの一部であり、サービスの一貫だと捉えているからです。それでも「NP掛け払い」にアウトソースをお願いできたのは、お客様との対応方法に信頼をおけると判断できたからでした。

プラットフォーム事業部魚ポチユニット カスタマーサクセスグループ 三宅様

03.
効果

顧客数が6倍になっても、売掛金回収や請求業務にたずさわる人は3名以下に抑えられています。

「NP掛け払い」を導入したことで、コロナ禍でも売掛金回収業務に頭を悩ませることなく、本来注力すべき打ち手に集中できました。

「NP掛け払い」導入以前は毎月、支払いが済んでいないお客様のリストが共有されて、4〜5名いた営業担当が、数日間に渡って電話や訪問をしていました。1日2〜3時間くらいの時間をかけていたと思います。ノウハウもないのですんなりいかないことも多くて……。新規営業に時間を使えないことによる、機会損失も大きかったように思います。
決済業務をアウトソーシングしてからは、その時間を使って企画や新規開拓に打ち込めるようになりました。

かつては4名の経理の方が1日がかりでおこなっていた、手作業による請求書発行業務がなくなりました。毎日のように半日ほどの時間をかけておこなっていた売掛金の確認作業も、現在では10〜20分ほどに削減されています。その結果、全社的な管理部門の生産性向上につながりました。

業務量の削減だけではなく、悩みの種であった売掛金の未回収率も、導入前のおよそ3分の1ほどまで改善。「キャッシュフローが安定することで、今後の見通しが立てやすくなった」という利点もありました。

 

こうして魚ポチ事業部の成長は、さらに加速していきました。特に登録店舗数は2016年の導入当時は3,000店舗でしたが2020年には18,000店舗へと急激に増えています。

もちろん、品質を高めたり発注の利便性を向上させるなどさまざまな企業努力が要因としてあるはずです。一方で成長を後押ししたひとつの背景として、「コンビニ支払いに対応し、決済の選択肢が増えたこと」もあるのではないかと考えています。

「NP掛け払い」の導入が決まってコンビニ払いに対応すると社内で発表したとき、普段飲食店さんと接しているサポートメンバーから、喜びの声が上がったんです。そこで、実はこれまでコンビニ払いができないことを理由に、離脱していたお客様がかなりいたということがわかり、驚きました。

代引きができない品物であり、なおかつ銀行振込を望まないお客様が多い――業界特有の商習慣があったからからこそ、支払い方法が多様になったことが、事業にとってもプラスにはたらいたのです。


04.
事業展開

生鮮流通の活性化を実現していきたい。

フーディソンは「世界の食をもっと楽しく」というミッションのもと、生鮮流通に新しい循環を実現すべく、飲食店向けのEコマースサービス(魚ポチ)に加え、食品事業者・飲食店向け人材紹介サービス(フード人材バンク)、小売サービス(sakana bacca)を展開してきました。
さらに近年は影響範囲をBtoCにも広げ、消費者向けのEコマースサービス(perrot)を提供開始しました。

コロナの影響を強く受ける業界ではありますが、その中で飲食店のお客様のために私たちができることは何か、また需要の高まるBtoCの領域でお客様が求めていることは何か、状況を見定めながら自分たちがやるべきことを推進しています。
同業にはコロナの影響で出荷を停止する事業者もいましたが、仕入れをする飲食店様がいる限りそのパートナー企業である私たちがサービスを止めるという判断は選択肢にありませんでした。テイクアウト向けの特集を組んだり、配送料を無料にしたり…魚ポチの立ち上がりがあったから、私たちは注力したいことに力を割くことができています。

創業当初から「フード × テクノロジー」をテーマに様々な仮説検証を行い、生鮮流通におけるノウハウやデータを蓄積してきました。今後はこの強みを最大限活かし、フード産業のあらゆる事業者の情報をデータベース化し活用することで、生産性と効率性の上昇を可能にする経営支援サービスや、よりユーザーの求める商品を提供するサービスを展開し本質的な価値を提供し、生鮮流通の活性化を実現していきたいです。

導入企業

株式会社フーディソン

 

事業内容 ITを活用した水産流通プラットフォーム事業
顧客 飲食店
従業員数 199名(2020年12月1日時点)
URL https://foodison.jp/

 

BtoB・企業間後払い決済/請求代行サービス「NP掛け払い」
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